お墓の引っ越し(移動・移転・改葬)するために必要な全知識

お墓 引っ越し

お墓が遠くにあり、毎年のお参りが大変という方は多いのではないでしょうか?
遠方へお墓参りにいくには、交通費の負担も大きく、毎年の交通費を考えると家計を圧迫して大変!という方も多いのではないでしょうか?
そんな悩みを解消するためにお墓を自宅の近くに引っ越しさせる方が近年増加しております。
では、お墓を引っ越し(移動・移転・改葬)するためには何が必要になるのでしょうか?

今回の記事では、お墓を引っ越しするために必要な知識をご紹介致します。

目次

1.お墓の引っ越し(移転・移動・改葬)パターン

移動する

お墓の引っ越しは、既存のお墓から、新しいお墓に移動することですが、その引っ越し方法にはいくつかのパターンがあります。

(1)既存のお墓を残さない方法

一般的に、お墓を引越しする場合には、既存のお墓は残さない方が多いので、このケースをまずはご紹介致します。
既存のお墓を残さない場合も石碑の取扱いが2つのパターンにわかれます。

①引っ越し先で、石碑を建て替えて、納骨している骨を移動させる方法

既存のお墓にあった石碑は、使わずに、改めて石碑を建て、納骨を移動させる方法があります。

②引っ越し先で、既存の石碑と、納骨している骨を移動させる方法

既存のお墓にあった石碑と、納骨している骨を、新しい霊園に移動させる方法があります。
(既存の石碑を移動するためには、移動先の霊園や寺院が許可必要となります。許可がおりない場所もありますので、引っ越し前に必ず確認するようにしてください。

(2)既存のお墓を残す方法

お墓

お墓を引越しする場合に、既存のお墓を残しつつ、かつ、新しいお墓を作ることもできます。
家族が遠方に離れ離れになっている場合に、お互いがお参りしやすいように、この方法を取る方もいらっしゃるようです。

①引っ越し先で、石碑を新しく建て、複数ある骨壷の一部を移転する方法

既存のお墓の中に骨壷が2つあり、そのうちの1つを新しく作った石碑に移動させ、もう一つの骨壷は、既存のお墓に残しておく方法です。

②引っ越し先で、石碑を新しく建て、遺骨の一部を納骨(分骨)する方法

既存のお墓の中にある骨壷の中身の一部を、別の骨壷に入れ、新しい石碑に入れる方法です。

 

お墓の引っ越しには、上記の4つの方法があります。
もちろんどの方法を選択しても問題はありません。
引っ越しを検討する場合には、まずはどの方法を選択するかを確定させましょう。
どれを選ぶかによって必要なものが変わりますので、費用も変わってきます。

※ お墓の引っ越しを『改葬(かいそう)』と呼びます。葬儀社の説明などでは、こちらの言葉が使われている場合もありますので、覚えておいた方が良いでしょう。

2.どこにお引越しする?引っ越し先での注意点とは?

注意

お墓のお引越し先には、『寺院』『公営霊園』『民営霊園』があります。注意点をご説明させて頂きます。

(1)寺院から寺院への引っ越しの注意点とは?

引っ越し先の寺院の住職に引っ越し事由を説明しておきましょう。

もし、引っ越し先の寺院が、今までの宗派と違う場合には、改宗が必要になる可能性がありますので、引っ越し先の寺院に相談しましょう。

(2)寺院から公営、民営霊園への引っ越しの注意点とは?

引っ越し先を公営霊園にしようとお考えの方は、公営霊園が抽選での権利取得となることが多いため、まずは応募が必要となります。

当選した場合に、お墓を引っ越しすることができます。

引っ越し先が民営霊園で、今までの宗派と違う場合には、改宗が必要になる可能性がありますので、引っ越し先の民営霊園に相談しましょう。

(3)公営、民営霊園から公営、民営霊園への引っ越しの注意点とは?

引っ越し先を公営霊園にしようとお考えの方は、公営霊園が抽選での権利取得となることが多いため、まずは応募が必要となります。

当選した場合に、お墓を引っ越しすることができます。

引っ越し先が民営霊園で、今までの宗派と違う場合には、改宗が必要になる可能性がありますので、引っ越し先の民営霊園に相談しましょう。

(4)公営、民営霊園から寺院への引っ越しの注意点とは?

寺院へのお墓の引っ越しでは、引っ越し先で壇信徒契約(壇家となる契約)が必要になる可能性があります。確認をしておきましょう。

お墓の引越し(移動)の無料相談をする

3.お墓の代表的な種類とは?

寺院

  • 寺院墓地
  • 公営墓地
  • 民営墓地

4.新しくお墓を建てた際に必要なことは?

移転先の墓地や霊園に、新しい墓地を建て、納骨と開眼法要(かいがんほうよう)を行います。

5.お墓の引っ越し手続とは?

やり方

お墓の引っ越しをする際に、どのような手続きが必要になるのかをご説明していきます。

(1)新しいお墓を探す

まずは、霊園や寺院にご相談をして、引っ越し先を決めましょう。

移転先の希望条件や、予算などを検討しておきましょう。

《注意点》

東京都が運営する都立霊園など、改葬を受け入れていないところが多いのが実態なので、改葬を受け入れているのかを確認しましょう。

(2)新しいお墓を見学し、決定する

全面芝生区画ピックアップしたオススメ寺院や霊園を見学したほうがよいでしょう。
お参りをしやすい場所を選びましょう。

(3)新しいお墓を決定し購入する

お墓を購入する際に、お墓地代(永代使用料)と管理料を納め、「受入証明書(永代使用許可書)」の発行をしてもらいます。

※永代使用料とは、お墓を建て、使用する権利(永代使用権)を取得する料金です。 お墓を建てるときに一度だけ必要な費用となります。

※管理料は、毎年必要なお金で、言葉の通り、管理してもらうために必要なお金です。場所によって異なりますが、毎年10,000円前後です。

(4)日程を確定させる

完成予定日などを決めて工事契約をします。お墓の工事開始前に行う、お墓の引っ越しの為に必要な供養や抜魂式の日程を確定させます。

(5)「改葬許可証」の交付

お墓の引っ越しをする場合には、『改装許可申請書』を市町村に提出しなければなりません。

『改装許可申請書』を提出することで、『改装許可書』を交付してもらうことができます。

もともとお墓の引っ越し(移動)をすることを、国は前提にしていなかったために、『改装許可申請書』は現在地方自治体によって、書類も違えば、手続きも異なるため、非常に複雑となっているのが現状です、

お墓のお引越しを検討されている場合には、改装許可申請などの手続きすべてを任せることができる業者の選定を行う必要があるでしょう。

念のため簡単に『改装許可証』の交付までの流れをご説明いたします。

①引っ越し先のお墓にある市区町村役場から「改葬許可申請書」の用紙をもらいます。

②引っ越し先のお墓の管理者にお墓の引っ越しの許諾を得て、必要事項を記入した「改葬許可申請書」に捺印してもらいます。

③引っ越し先のお墓の市区町村役場へ行き、捺印された「改葬許可申請書」と「受入証明書(永代使用許可書)」を提出すると『改葬許可証』が発行されます。

(6)改装の為の供養や抜魂式

お墓の引っ越しの為に必要な供養や抜魂式を行います。

(7)移転先の工事を開始

ここまで来て、やっと工事がスタートします。手続きが手間なので、全てを代行してくれるサービスを利用すると良いかもしれませんね。

撤去工事墓じまい_撤去工事

(8)遺骨を移動させる

既存のお墓から、新しいお墓へ遺骨を移動させます。お墓の完成

(9)納骨式の日程を決定

お墓の完成。納骨式の準備をしましょう。

6.お墓の引っ越しにかかる費用はどれくらい?

いくら

 引っ越しでは、既存のお墓で発生する費用と、移転先で発生する費用がありますので、別々にご説明していきます。

(1)既存のお墓でかかる費用は?

①離檀料(お布施)を僧侶へ支払い

離檀料は、1万円から10万円程度を僧侶へ支払うのが一般的

②墓石の解体撤去費用、区画整理費用を石材店へ支払い

解体撤去費用、区画整理費用は、1㎡あたり10万円から50万円程度を石材店へ支払います。

整備されている霊園であれば、クレーンなどの機械を利用できるため手間がかからないことから安く解体撤去できるのですが、整備されていない場合には高額になる可能性があります。

寺院によっては、指定石材店しか解体撤去工事できないこともあるため、解体撤去する際は、先に確認しましょう。

③遺骨の取り出し費用

 1遺骨あたり0~3万円

 ご自身で行う場合には、無料で行うことが出来ます。

④魂抜き、閉眼供養(お布施)

 1万円~5万円程度を僧侶へ支払うのが一般的です。

⑤墓石の運搬(新しく作る場合には、必要ありません。)

 20万円~80万円

(2)移転先で必要となる費用

①新しいお墓の費用

 永代使用料+墓石工事費一式で100万円~300万円

②埋葬費用

 1遺骨あたり0~3万円 

ご自身で行う場合には、無料で行うことが出来ます。

③開眼法要

 3万円~5万円

④事務手数料

 数千円

霊園等によって金額は異なります。

 

上記1でもご説明しました通り、どのようにお墓を引っ越しさせるかで、必要となる費用が異なりますが、いずれの方法を取ったとしても、安いものではありませんし、やらなければならないことも多いです。
後悔しないためにも、お墓の引っ越しをご検討されている方は、しっかり検討の上で、行うようにしましょう。

また、絶対に行っていただきたいことがあります。

7.お墓を引っ越しする際によくある質問とは?

(1)既存のお墓を新しい場所でも使えますか?

  一般的には移動可能なものは、石碑と骨壷のみです。

 納骨棺や、お墓の周りにある石は、移動先と基本的にサイズが違うため、移動できません。そのため、既存の石碑と骨壷のみ同じものを利用することが可能と考えておきましょう。

(2)お墓を引っ越しした際、返還した墓地の永代使用料は返金されるのか?

基本的に返還されることはありません。

墓地使用規則に、

墓地使用料、入檀金、護持費、手数料などは還付しません。

と記載されております。

(3)既存の墓地管理者から移転先の証明を求められた場合、どうすれば良いのか?

 移転先が決まっていないと、お墓の引っ越し許可はおりません。移転先が決定したら移転先の墓地管理者から『受入証明書』を発行してもらってください。

8.お墓をお引越しする際に、よくあるトラブルとは?

トラブル

 寺院からお墓を引っ越しする際に、『離檀料(りだんりょう)』が請求される場合があります。

 離檀料とは、寺院をやめる際に支払う料金を指します。

 壇家をやめるなら、離檀料として◯◯万円支払って下さい!と言われてモメることが多いようです。

 このトラブルを回避するためには、今までの感謝を伝えつつ、どうしても引っ越しをしなければならなくなったことを説明することで、理解を示してくれるのではないでしょうか。もちろんそれでも離檀料を請求されることもあるでしょうが。。

9.改宗するケースとは?

 既存のお墓と、移動先のお墓が同じ宗派でないケースでは、改宗をしなければなりません。

 寺院墓地を利用する場合には、墓地使用規則に従わなければなりません。そのため、宗派が違えば、改宗しなければならないのです。

まとめ

お墓の引っ越しについて、なんとなくでもお分かりになりましたでしょうか?
とにかく非常に手間がかかりますし、とても手続きが複雑となっております。
そのため、すべてを葬儀社などの専門家にまかせてしまう方が多いと思います。
インターネットだけで、業者を探す方も多いと思いますが、出来れば業者の方に問い合わせをしてみて、親身に相談に乗ってくれる業者を選んで引っ越しすることをオススメ致します。

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(文責:相続情報ラボ)

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