間違いやすい!【法定相続分】と【遺留分】の意味を図で徹底解説

間違いやすい!【法定相続分】と【遺留分】の意味を図で徹底解説

・遺留分

・相続分

どちらにも【分】という言葉がついているせいで、なんとなく財産の取り分をイメージする方が多いのですが、それぞれの意味の違いを正確に理解している方はほとんどおりません。

今回は、【相続分】と【遺留分】の言葉の違いについて、解説していきます。

間違いやすい!【法定相続分】と【遺留分】の意味を図で徹底解説

1.法定相続分とは?

法定相続分とは、いくら財産をもらう権利があるかを示す言葉です。民法900条に記載されております。

例えば、相続人(相続する人)が、配偶者と、子供1人だったとします。

その配偶者と子供1人は、いくらの財産をもらう権利があるのでしょうか?

※そもそも誰が相続人(相続する人)になるの?と疑問を持たれた方は、下記の記事を読んでから次に進んでください。

相続人は誰になるのか?相続順位を徹底解説

相続分を図で解説

『相続人』が誰になるのかで、【相続分】が変わりますのでご注意ください。

相続人の構成
相続人
法定相続分
備    考
配偶者と子
配偶者
 1/2 
配偶者は常に相続人。この構成では1/2が相続分
 1/2 
子全員で1/2。
(例)子が3人の場合1人あたり 1/6 = 1/2×1/3
配偶者と
直系尊属
(父・母)
配偶者
 2/3 
配偶者は常に相続人。この構成では2/3が相続分
直系尊属
 1/3 
両親で1/3。
(例)父母ともに健在であれば1人あたり 1/6 = 1/3 ×1/2
配偶者と
兄弟姉妹
配偶者
 3/4 
配偶者は常に相続人。 この構成では3/4が相続分
兄弟姉妹
 1/4 
兄弟全員で1/4。 
(例)兄弟2人の場合1人あたり1/8 = 1/4×1/2

 

相続分についての詳しい詳細や、関連論点についての詳細は、下記サイトで解説しておりますので、是非ご参照ください。

相続分を知らないと本来の取り分が貰えない可能性も!?

父の仕事等を手伝ったら相続分が増える?寄与分とは?

2.遺留分とは?

遺留分は、相続人が最低限相続できる割合のことを指します。

では、そもそもなぜ最低限相続できる割合を決める必要があるのでしょうか?

(1)なぜ遺留分が決められているの?

なぜ最低限相続できる割合(遺留分)が決められているか、例を使ってご紹介します。

例えば遺言に、『愛人にすべての財産を相続させる』と記載があったとします。

遺言に書いてある内容が、故人の考えであるため、基本的には遺言通りに財産をわけていくことになるのですが、いくらなんでも残された相続人(相続する人)があまりにも可哀想だろうということで、法律で、『最低限相続できる割合』が認められております。

(2)遺留分(最低限相続できる割合)の額を図で解説!

遺留分の額を図でご紹介します。

間違いやすい!【法定相続分】と【遺留分】の意味を図で徹底解説

(3)故人の兄弟姉妹には、遺留分はない!

兄弟姉妹には、遺留分はありません。

つまり、もし遺言で、すべての財産を兄弟姉妹以外にすべてを相続させると記載されていれば、兄弟姉妹は、1円も相続することが出来なくなります。

※遺留分についての、詳細については、下記サイトをご参照ください。

相続発生前に絶対に覚えておきたい『遺留分』の知識

遺留分減殺請求で貰えるはずの財産は全て取得しよう!!!

まとめ

法定相続分と遺留分について、ご理解いただけたでしょうか?

図を使うとイメージしやすいと思いますので、図を参考にしながら確認してみてください。



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