人生で初めて家を売る時の極意とは~知っておくべき不動産取引の流れ

人生で初めて家を売る時の極意とは~知っておくべき不動産取引の流れ

日本人の平均寿命が延びて、人生で何度か住み替えするということが珍しくなき時代となりました。新婚当初に購入した家も、子供が独立する頃になると壁も床もボロボロなんてことも住まいの売却の理由の1つになるでしょう。 

今回の記事では、過去に不動産売却を経験したことがない方が知っておくべき不動産取引の流れを簡潔にお伝えします。

人生で初めて家を売る時の極意とは~知っておくべき不動産取引の流れ

1.人生で家を売る時の極意とは

①洋服を売る時はどうするか考えてみる

今までに家を売ったことはなくても、いらなくなった洋服などを売ったご経験はありませんか?家を売る時の1つ目の極意とは、「家を売るのではなく、自分の洋服を売ると考えらあなたはどうするか?」と考えることです。

例えば、有名なオークションサイトであるヤフオク!であなたのサイズアウトした洋服を売るとしましょう。あなたは、洋服を「いくらで売ろうかな?」と値段を考えます。値段を考える時の基準は何でしょうか?

  • どのくらいの期間、洋服を着たのか?
  • 元値はいくらで購入したものなのか?
  • 人気がある色なのか、素材なのか?
  • 有名なブランド品か?
  • 汚れやシミはないのか、状態はどうなっているのか?

 

こんなことを考えて値段をつけませんか?

そして、売り手のあなたとしてはできるだけ高く買ってくれる買い手が現れたらいいな、とワクワクしながら手続きをすることでしょう。

購入社である買い手は有名で信頼あるヤフオク!に期待して、よいものがあるか検索します。家を売る時も値段の規模は違えど根本は同じです。

家を売る場合はヤフオク!ではなく、通常不動産会社に依頼します。(細かいことを言うと、ヤフオク!でも不動産は出品されていますが、今回の記事では通常家を売る時にどのような流れになるか?というご説明をしますので、省きます。)

②家売却のための専門的知識を持とう

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2つ目の極意は、「家についての最低限の専門的知識を持つこと」です。

家を売る時は洋服を売る時のように単純ではありません。

実際は、もっと複雑な手続きが発生します。物を売るという流れは洋服を売る時のようにシンプルに考えてよいので、あとは家を売る時に必要な専門的な知識を身に着け実行すれば家を売る事ができます。

なお、最低限の専門的知識については、次の項目にて簡単にご説明致します。

2.家を売る時の7つの流れとは

それでは、家を売る時の大まかな流れについてご説明しましょう。

家を売る時の流れは、以下のようにヤフオク!で着なくなった洋服を売る時の流れと比較すると、非常に分かりやすいです。

人生で初めて家を売る時の極意とは~知っておくべき不動産取引の流れ

①相場を知り値段を決める

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不動産を売ろうとする理由は様々ですが、いずれにせよ不動産を売る事で収入を得たいのは共通です。

ざっくりとした概算でもよいので、あらかじめどれくらいの値段で売れるのか?と考えることは重要です。

「子供の学費の足しにしたいから」、「老後の資金にしたいから」、「新しい家の購入資金にしたい」など、家を売った先のプランが明確であれば、それに対し家はいくらで売れて欲しい、と考えることができます。

相場を知れば、「家を3000万円で売りたいけど、相場では1800万円だから1200万円足りないなあ」と先を見越すこともできるのです。

不動産は、家のみではなく土地とセットの場合もあります。土地の価格は「地価」と呼びますが、地価の推移は国土交通省の発表しているデータを調べると分かります。また、マンション価格の推移についても投資サイトや不動産サイトなどを検索すると、中古マンション価格推移変動率を調べる事ができます。

②インターネットで選びやすくなった不動産会社

 

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インターネットの普及により、より多くの不動産会社を選べるようになりました。

以前は、地域の不動産会社に頼むしかなかった方も、現在はネット検索でより高額査定をしてくれる不動産会社やサービスが良い不動産会社など、希望に合わせて自由に選べます。

③不動産査定とは

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家を売る時には、まず不動産査定という不動産の価値を第三者に査定してもらう必要があります。洋服の時は、「この前1万円で買って1年くらい着たから3千円でいいや」というようにアバウトに決めることができます。

しかし、家というものは公共の道路に面している場合があり、土地という価格変動するものの上に立っているため、値段を決めるのは難儀です。値段も安くないため、アバウトな値段をつけると買い手がつかず、自分も大損する事態にもなりかねません。

④不動産会社との媒介契約について

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ヤフオク!で洋服を売るためには、ヤフオク!に利用登録をしなければなりません。登録の流れとしては、①利用規約を読み②パスワードを決めて③メールアドレスを入力し④Yahoo!アカウントをお持ちでないのであれば更に⑤必要事項を入力し⑥クリック送信して終了です。これにより、あなたとヤフオク!との一種の契約が生まれたのです。簡単すぎて実感が湧かないですよね。実際には、お金と商品のやりとりはあなたと買い手との直接やりとりなので、トラブルがあっても本人達の責任により対処しなくてはなりません。

これに対し、数ある不動産会社をあなたが決めた場合、あなたと不動産会社とは「媒介契約」というものを結びます。媒介契約を結ぶことは、宅地建物取引業法により定められています。媒介契約は、「専属専任媒介契約」、「専任媒介契約」、「一般媒介契約」という3種があり、あなたはどの契約を結ぶか自由に決める事ができます。

⑤不動産会社の物件調査とは

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さて、めでたく媒介してもらう不動産会社を決めたあとは、物件調査というものが待ち受けています。物件調査とは、その名の通り物件についての細かい情報を調査する、ということです。不動産会社は家を売りたいあなたと家を買いたい間に立ち仲介します。家を買いたい人が現れた時、不動産会社はあなたの代わりに物件の情報を「重要事項説明」として説明する義務があります。しかし、いくら不動産のプロといえども売り手のあなたしか知り得ない情報もあります。そんな時は、不動産会社はあなたに「物件調査をします」と協力を要請することになるでしょう。

物件調査には主に、以下のような調査の種類があります。

  • 現地調査(道路が舗装されているのか、敷地との高低差はどうなっているのか、道路の幅は十分あるのか、公図(地図)と現況の違いはあるのか、境界はどうなっているか等)
  • 法務局調査(不動産登記事項証明書・公図・地籍測量図等の取り寄せ)
  • 役所調査(都市計画法・建築基準法など法令に関わる調査)
  • ライフライン調査(飲用水のための配管が敷地内に取り込まれているのか、電気は何ペアまで使えるのか、ガスの種類はどうなっているのか等)

⑥買い手との売買契約を結ぶ

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さて、めでたく希望の買い手が見つかった場合、あなたと買い手とで売買契約を結びます。基本的には、売買契約は法令に違反しない限り誰と誰が結ぼうが自由です。実際の手続きは、不動産会社を通して結ぶことになります。買い手は、売買契約を結んだ時点で手付金を支払わなければなりません。

⑦不動産の引き渡し

不動産の引き渡しで、買い手は不動産の内覧をしてチェックをします。問題がなく不動産の引き渡しをすることに決まれば、買い手は残金を支払わなければなりません。

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まとめ

家を売るのは、家を買う時以上に敷居が高いと感じませんか?しかし、基本は「ものを売る」ということです。それが、高額なものなので契約書の記入などが必要で複雑な手続きが発生するのです。

しかし、間に不動産会社が入るため貴方が特別に不動産の勉強をしなくてはいけないわけではありません。最低限の知識をもてば、あとやるべきことは「優秀で信頼できる不動産会社を探す」ことです。



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