相続放棄をすれば借金返済しないで大丈夫?

相続放棄をすれば借金の返済をする必要がなくなることをご存知でしょうか?
テレビドラマでは、親が亡くなった後、親の借金を子供が一生懸命返済しているシーンが出てくることがありますが、もし相続放棄を期限内に行っておけば借金を返済する必要がありませんでした。
両親に借金がある場合には、絶対に相続放棄を理解しておかなければなりませんのでご参照ください。

1.相続放棄しないとあなたが借金を返済しなければならない?

失踪宣告

「借金まみれの父が亡くなりました。その父の息子である私は、父の借金を返済しなければならないのでしょうか?」

父が亡くなれば、その息子は父親の財産を相続します。

この「財産」には、不動産や預貯金、株式、現金などプラスの財産だけでなく、借金、つまりマイナスの財産も含みます。つまり、息子は父親の借金も相続するため、原則として、借金を返済しなければなりません。

このとき、父親に借金以上のプラスの財産があれば、特段問題はないでしょう。父親のプラスの財産を処分して借金を返済し、残った財産を相続すればよいのです。

しかし問題は、父の財産の内訳がプラスの財産よりもマイナスの財産の方が多い場合、つまり、いわゆる「債務超過」だった場合です。

このとき、息子である「私」は、自分の財産を使ってでも、父親の遺した借金の返済をしなければならないのでしょうか?

相続放棄の手続きをすれば、借金を返済する必要はなくなります。

2.いつまでに相続放棄すれば、借金を返済しなくてすむのか?

民法という法律の第915条に「自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内」と定められているのです。
非常にわかりにくい、曖昧な表現です。この条文の解釈については、専門家の間でいくつかの説があるほどです。
ここでは難しい説明はしませんが、「亡くなった人から自分が何かを相続することを知ってから3ヶ月以内」くらいに考えておけば良いでしょう。

3.借金があることを知らなかった場合に、相続放棄はいつまで出来る?

卓上カレンダー

相続人(相続する人)は、相続することを知った時から3ヶ月以内に、相続するか、相続放棄するかを選択する必要があります。

何もせず3ヶ月経過した場合には、自動で相続したこととみなされます。

悪質な金融会社では、3ヶ月以降に督促や差し押さえをされる場合があります。そんな時は、相続放棄をすることが出来ないでしょうか?

 このような場合、判例では、「3ヶ月を超えていた場合でも、申述が受理されることがある」とあります。

借金があることをまったく知らなかった状況を書面にし、家庭裁判所へ相続放棄を申請しましょう。状況によっては、申請が受理される場合があります。
確実とは言えませんが、借金の存在を知らなかった場合には、3ヶ月経過後でも申述が受理されることがあります。
厳密にいつまで認められる可能性があるかは、どこにも明記されておりませんので、ケースバイケースだと考えておいて下さい。

4.相続放棄の手続き中に借金の取り立てにあった場合はどうすれば良い?

借金を返済しないでください。ベストな対応としては、『相続放棄の手続きの途中であるため、支払うつもりがない』と説明しておきましょう。

返済しない方が良い理由は、返済行為自体が相続の単純承認該当することはありませんので、本来は、相続放棄に影響を与えるものではないです。

しかし、返済する金銭を相続財産から支出した場合には、相続の『単純承認』というものに該当してしまうので注意が必要となります。

※ 単純承認につきましては、「限定承認で絶対に相続したい資産を守る方法!!」をご覧ください。

5.息子(相続人)が、父(被相続人)の保証人になっていた場合はどうなる?

相続が開始することにより、父(被相続人)の借金は、息子(相続人)に引き継がれます。

息子(相続人)は、相続放棄手続きをすることによって、借金の返済義務を引き継がない選択をすることが出来ます。

しかし、息子(相続人)が父(被相続人)の保証人になっていた場合には、保証人としての義務は残ります。

保証人の義務は、息子(相続人)自身が負担していたものです。

相続放棄をしても、保証人としての義務には何の影響はありません。よって、相続人である息子は、借金の返済義務が生じます。

息子が借金を返済出来ない場合には、債務整理や、自己破産をせざるを得ないでしょう。

6.借金があるかどうかの確認方法とは?

クレジットカード

(1)個人的な貸し借りはどのように把握するのか?

個人的なお金の貸し借りは『借用書』や『金銭消費貸借契約書』が作成されていれば、いくらの借金があるか把握出来ます。
しかし、何も作成していない場合には、個人的な貸し借りがどれくらいあるか把握はできません。よって、相手からの請求を待つしかないでしょう。

(2)カード会社や消費者金融からの借入はどのように把握するのか?

カード会社や、消費者金融の借入は、返済が滞ると督促状が届きます。その催促状を見ればどのような借入をしているかの詳細を把握することが出来るでしょう。

(3)金融機関(銀行など)からの借入はどのように把握するのか?

金融機関からの借入は被相続人(亡くなった方)の通帳を見れば、毎月返済しているはずなので借入状況を把握できるでしょう。

相続放棄手続き期限は3ヶ月です。
借入の有無がわからなければ、相続放棄をすべきかどうか判断できないと思いますので、借入の有無は、生存中に必ず調べておくことをオススメします。
生存中に借入状況を把握できなければ、リスクを減らすために、司法書士や弁護士などの専門家に調査してもらうのも選択肢の一つではないでしょうか。

7.不動産があるため、相続放棄すべきかどうか判断にしくいケースの対処法とは?

不動産を相続した場合、いくらで売れるかわからないケースが多いでしょう。いくらで売れるかわからなければ、相続放棄をすべきかどうか判断が難しいはずです。
そんなときに、ネットの不動産査定を利用してみてはいかがでしょうか?
相続情報ラボがおすすめする不動産査定会社を下記の記事に記載しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

相続放棄の大切さをご理解頂けたでしょうか?親の借金の見つけ方も知っておくことで安心できると思います。
相続放棄の関連記事を記載しておきます。ご参照ください。

相続放棄の期限は3ヶ月以内です!

手続したいが自分でやるのはハードルが高い

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