テレ朝ドラマ遺産争族をもっと面白く見るために必要な知識

遺産争続

 

テレビ朝日で、相続税を題材にしたドラマが10月22日からスタートしました。

相続税は、平成27年に改正され、大増税されました。今後対策を取らなければ大きな問題が出てきます。相続税の勉強を始めようと思ってもなかなかやる気にならないかもしれませんが、このドラマを見ながらであればイメージしやすたいめ、相続税の基礎知識を身に付ける題材には最適です。

知識も身につけながら、ドラマを見て楽しみましょう。ちなみに第一話の視聴率14%超えたみたいです。

1、『遺産争族』を楽しむためにキャストの役を知ろう

家族 写真撮影

佐藤育生役 (向井理 設定⇒ 主人公 楓の夫になる)

http://gree.jp/mukai_osamu/

河村楓役 (榮倉奈々 設定⇒ 育生の妻になる 父は、恒三 おじいちゃんが龍太郎)

http://www.ken-on.co.jp/eikura/index.html

河村龍太郎役 (伊東四朗 設定⇒ 楓のおじいちゃん ①陽子②矢幡月子③凛子の3人娘がいる)

http://www.orute.co.jp/#pagetop

河村恒三役 (岸部一徳 設定⇒ 妻が陽子 娘が楓 ムコに育生)

http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp9599

河村陽子役 (余貴美子 設定⇒ 父は、龍太郎 夫は、恒三)

http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp2289

矢幡月子役 (室井滋 設定⇒ 父は、龍太郎、正春が息子)

http://hot-road.jp/actors/muroi/

河村凛子役 (板谷由夏 設定⇒ 父は、龍太郎)

http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp170564

矢幡正春役 (鈴木浩介 設定⇒ 母が月子)

http://www.siscompany.com/02manage/32suzuki/00.htm

佐藤華子役 (岸本加世子 設定⇒ 育生の母)

http://www.kayokokishimoto.com/

吉沢貴志役 (渡辺いっけい 設定⇒カワムラメモリアルの従業員

http://www.iijimaroom.co.jp/profile/watanabe_ikkei.html

写真を掲載するのは、よくないので、リンクを貼っております。

顔がイメージ出来ない方がいれば、確認してみましょう。

無題

上記図に出てきていないキャストの方がいますが、相続で争いが発生しそうな親族図をまとめておきました。

(1)佐藤育生(さとういくお) 主人公

向井理さんが、佐藤育生役をやっております。

佐藤育生は、現在内科で働く研修医、年収340万円+夜勤手当を貰える設定

佐藤育生の将来の目標は、内科に続いて、外科、産婦人科でも研修をうけ、海外の医師の少ない地域にいき、赴任したいと考えている(ずっと現場にいたいと希望し、偉くなりたいと考えていない)

現在は、年収も低いが将来のことをしっかり検討している好青年。

その佐藤育夫が担当することになった患者が、伊東四郎さんが演じる『河村龍太郎』

(2)河村龍太郎

有名な葬儀屋の会長 会社名は、カワムラメモリアル

140名の従業員を抱える会社の創業者で、会社の52%の株を保有

第一話では、出てきませんでしたが、この株価の価値を算定し、価値が予想よりも大きい場合には、相続する額が大幅に増加する可能性あり!!

 

河村龍太郎は、重度の糖尿病で、入院していた。

ある日、ベットの中で突然河村龍太郎が苦しみだす。

 

河村龍太郎が突然苦しみだしたので、親族が病院に集まった。

その親族は、もちろん多少は、河村龍太郎のことを心配するが、そこで河村龍太郎の死を意識しはじめ、もし死亡した場合、自分たちにはいくらの相続財産がもらえるのか!を考え始める。

 相続は、もともと遺族の生活を助けるためのもの

 しかし、この相続がきっかけで遺族が骨肉の争いをすることがあるのです。

今回のドラマはこの争いがテーマです。

 

河村龍太郎は、佐藤育夫の処置により回復し、一命を取り留めた。

 河村龍太郎には、孫娘の楓(かえで)がいた。

 (3)河村楓(かわむらかえで)

榮倉奈々さんが演じる楓は、河村龍太郎の孫娘。

 この孫娘は、若い時に結婚したが、失敗し離婚を経験。

現在は、主人公の佐藤育生と交際中だった。

偶然、楓の彼氏の病院に河村龍太郎は入院しており、彼氏である佐藤育生に助けられた。

これをきっかけに、佐藤育生は、結婚の挨拶を楓の家族にすることを決意

(4)河村恒三

岸部一徳さん演じる河村恒三は、楓の父

河村楓のおじいちゃんが龍太郎(伊東四郎さんが演じている)

現在は、カワムラメモリアルの社長

やり手の経営者

河村恒三は、佐藤育生が家族に挨拶にいった後、河村家のムコになってくれるのであれば結婚を了承すると申し出た。

本来は結婚してほしくなかったが、 

佐藤育生は、河村家のムコになることを了承したため、結婚式を迎えた。

 (5)陽子(龍太郎の長女)、矢幡月子(龍太郎の次女)、凛子(龍太郎の三女)、正春(矢幡月子の息子)

 余貴美子さん演じるのが、龍太郎の長女の陽子

 室井滋さんが演じるのが、龍太郎の次女の矢幡月子

 板谷由夏さん演じるのが、龍太郎の三女の凛子

 鈴木浩介さん演じるのが、矢幡月子の一人息子である正春

 河村龍太郎が入院している際に、この4人は病院におり、突然倒れたことで多少心配している様子だったが、もし死亡した場合いくらもらえるのかが気になりはじめる

 

長女の陽子は、恒三と結婚し、恒三はムコとして河村家の一員となる。

次女の矢幡月子は、結婚したが、旦那を亡くし、河村龍太郎が可哀想だという理由で会社の常務取締役に!

息子の正春は、同会社の執行役員

三女の凛子は、プロのカメラマンになると行って、アメリカにいったが、特に成果が出ていない。

 2、龍太郎が遺言内容を変更したいと発言!

もともと龍太郎は、遺言を作成していることは誰にも伝えておりませんでした。

河村龍太郎は、入院する前から遺言を記載しており、その時には娘3人に3分割して相続することを明記しておりました。しかし、ムコの育生の登場により、育生に少しでも相続させたいと考え、遺言の変更をすることにした。第一話では、育生にいくらを相続させたいのかは放送されてません。

 遺言を変更するときに、龍太郎が信頼している従業員の吉沢貴志(渡辺いっけい)に会社に関係ない弁護士を紹介して欲しいと伝え、遺言の存在を吉沢貴志のみに打ち明ける。

遺言の存在は、家族全員がしらない。

 

第一話での内容はここで終了ですが、もともと龍太郎が死亡し、相続人が娘3人のみであれば、3分割ずつ財産を取得できるのですが、育生の相続させることを遺言に記載することにより、娘3人は貰える財産が減少します。

貰える財産が減少することで、続問題が発生するのではと匂わせて第一話は終了しました。 

3、ドラマをより理解するための基礎知識を身につけよう

【相続人は誰になるのか?】

(1)被相続人の配偶者は常に相続人となります。 

例えば、夫が亡くなった場合には妻が必ず相続人となります。妻が亡くなった場合には夫が必ず相続人となります。
今回のドラマでは、もし河村龍太郎が死亡した場合には、妻が相続人になりますが、妻は死亡している設定でしたので、(1)では相続人は出てきません。

(2)配偶者以外の相続人は以下の順位によって決まります。

相続人 順位1順位

死亡した人の子供

その子供が既に死亡しているときは、その子供の直系卑属(子供や孫など)が相続人となります。

子供も孫もいるときは、子供が相続します。

今回、龍太郎には、子供が3人います。

余貴美子(河村陽子役)

室井滋(矢幡月子役)

板谷由夏(河村凛子役)

上記の3人が相続人となります。

つまり3人娘が相続人です。

子供がいるため、本来であれば、孫役の楓(榮倉奈々)は相続人とはなりません。

遺言に記載があれば、相続することもありますが。

もちろん遺言がなければ育生も相続人にはなりません。

2順位

死亡した人の直系尊属(父母や祖父母など)

第1順位の人がいないときは第2順位の方が相続人となります。

今回のドラマでは、第1順位に相続人がいるため、第1順位で確定します。

第1順位の方がいる場合には、第2順位の方は相続人にはなりません。

3順位

 死亡した人の兄弟姉妹

第1順位の人も第2順位の人もいないときは第3順位の方が相続人となります。

もし仮に、3人の子供がおらず、龍太郎の両親もいなければ、龍太郎の兄弟姉妹が相続人となります。今回のドラマでは関係ない部分だと思いますので割愛します。

 【相続人はいくらをもらう権利があるのか?】

相続財産をもらう割合のことを「相続分」と言います。誰が相続人になるかによって、それぞれ異なります。

(1)配偶者のみで第1~3順位まで誰もいない場合

相続人が配偶者のみの場合配偶者がすべて取得します。今回は、龍太郎の妻は死亡している設定なので、(1)はなしです。

(2)配偶者と第1順位(子または孫)

配偶者が2分の1、第1順位の方が2分の1
配偶者がいない場合、第1順位(子または孫)の方がすべて取得します。

今回のドラマでは、子供(3姉妹)がいるので、3人がすべてを取得する権利があります。つまり全ての財産を1/3ずつ3人でわけることとなります。

 

下記(3)と(4)は今回のドラマでは関係ないですが、念のため記載しておきます。

(3)配偶者と第2順位(父・母)

配偶者が3分の2、第2順位者(父・母)が3分の1
配偶者がいない場合は、第2順位(父・母)の方がすべて取得します。

(4)配偶者と第3順位(兄弟姉妹)

配偶者が4分の3、第3順位(兄弟姉妹)の方が4分の1
配偶者がいない場合は、第3順位(兄弟姉妹)の方がすべて取得します。

4、今回のドラマでもし、遺言を記載していなかったらどうなるのか?

財産を持つ人が亡くなると、特段の事情がない限り、その財産は亡くなった人の相続人が引き継ぐことになります。そして、相続人が複数いる場合、相続人同士でその財産を分けあいます。これが「遺産分割」と呼ばれるもので、直接的に言えば、遺産(亡くなった方が所有していた財産)を分割する(分ける)ことです。しかし、遺産のすべてが不動産だったとしたらどうでしょう?自宅の土地・建物が唯一の遺産という状況では、1/3ずつに分けて…とすることはとても困難です。

 遺産分割は、スムーズに、簡単に終わるケースもあれば、モメにモメてまとまらない…というケースもあります。まず、「なぜ遺産分割がまとまらないなどということがあるのか?」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
日本の民法には、ハッキリと「相続分」が定められています。例えば、配偶者と子供2人がいる人が亡くなった場合、遺産は「子がそれぞれ1/3ずつ取得する」といった具合です(このように法律で定められている相続分を「法定相続分」といいます)。「法律で相続分が定められているのだから、その通りに分ければモメるはずがない」という考え方です。

しかし、ここで考えていただきたいのは、法定相続分どおりに遺産を分けることが、常に可能か?ということです。遺産がすべて現金であれば話は簡単です。1/3ずつに分けて、それぞれが取得すればよいのです。しかし実際の相続の現場では、「簡単に分けることができない」ことの方が圧倒的に多いのです。

【簡単に分けることが出来ない事例】

 たとえば、遺産のすべてが不動産だったとしたらどうでしょう?自宅の土地・建物が唯一の遺産という状況では、1/3ずつに分けて…とすることはとても困難です。不動産を物理的に分解して、法定相続分ごとに所有する、というのはあまりにも非現実的です。また不動産を持分で取得して共有するという方法もあります。しかし、その不動産に居住することになる相続人はともかく、居住しない人にとっては「持分なんかいらない。現金化してほしい」と思うかもしれません。

 さらに、「法定相続分は本当に公平か?」という問題もあります。相続人の中には、故人から生前に多額の贈与を受けていた人がいるかもしれません。また、故人が亡くなる直前、介護をしていた相続人とそうでない相続人とで、引き継ぐ遺産の額が同じでは不公平だ、という考え方もあります。

 このように、それぞれの家ごと、遺産分割がスムーズにいかない原因は多種多様です。それゆえ、ひとくちに「遺産分割」といっても、いろいろと問題を含んでいるのです。

 とはいえ、亡くなった方の遺産をそのままにしておくわけにはいきません。生きている方が引き継がなければならないのですから、なんとかして遺産分割をする、ということになります。その中でもっとも単純というか、シンプルなのが、「話し合いで遺産分割をする」ということです。この話し合いを、「遺産分割協議」といいます。遺言がなければ、この遺産分割協議を行うこととなります。 ですが、何度も言うように、遺産分割協議をまとめるのは、場合によってはとても大変です。そこで、いろいろな工夫をして、すべての相続人が納得できる結果にもっていかなければなりません。

 遺産が不動産の場合、相続人のひとりがその不動産を取得し、不動産を取得した相続人が残りの相続人に現金やその他の財産を支払うという方法、遺産の土地を分筆(土地をいくつかに分けること)してそれぞれの相続人が1筆ずつ土地を取得する方法、不公平だとは思うけど仕方ないので我慢するという方法、などなど…。さまざまな方法を駆使して、とにかく相続人全員が納得する結果を模索します。遺産分割協議の内容にきまりはありません。

 遺産分割協議で一番重要なことは、「すべての相続人が納得する」ことなのです。

 すべての相続人が納得する話し合いができたなら、その内容を書面にします。「口頭で行っただけの遺産分割協議は無効」というわけではありませんが、遺産分割協議の内容については、後々問題になることもあります。ですから、かならず遺産分割協議の内容は、書面にしておくべきです。そしてこの書面が、「遺産分割協議書」です。

 いろいろと工夫をしても話し合いでは遺産分割できない場合、あるいは話し合いさえできない場合は、家庭裁判所に遺産分割をお願いすることができます。「遺産分割の申立」です。家庭裁判所に申立てをしたとしても、あくまでも基本は話し合いです。家庭裁判所が間に入って、相続人同士で話し合いをするわけです。そして、相続人全員の合意を目指します。これを「遺産分割調停」といいます。 家庭裁判所が間に入っても、相続人間での話し合いによる合意ができなかった場合。ここまでくると裁判所に判断を下してもらいます。これが「遺産分割の審判」です。審判の内容に納得がいかなければ不服申立をすることができますが、いちおう、ここがゴールとなります。

遺産分割調停や遺産分割審判の詳細は、

遺産分割調停の流れと、争いが起こった後の対処法は?

『調停』でも決着がつかない場合の遺産分割『審判』とは?をご覧ください。

5、遺言があればどのように遺産を分割するのか?

遺言を作成しておけば、自分(龍太郎)の思い通りに財産を分配できます。

遺言書では、遺言により相続人ではない人に財産を与えることも可能です。

これを遺贈(いぞう)と呼びます。

つまり、ドラマの内容と合わせて考えてみると、遺言がなければ、龍太郎の子供である3人が相続人であるため、この3人がどのように財産を分けるかを検討し、遺産を分割します。しかし、仮に、遺言に財産のすべてを育生に渡すと記載した場合にはどうなるのでしょうか?

遺言を作成しておけば、龍太郎は思い通りに財産を分配できますので、遺言通りに相続するのであれば、育生がすべてを相続することとなります。

今回のドラマでは、まだ遺言にいくらの財産を育生に渡すかが明記されていなかったですが、仮に全てを渡すと書いてあれば、遺言書通りに相続するのであれば、すべてが育生の財産となります。

【注意点】

しかし、注意点があります。仮に遺言にすべての財産を、育生に渡すと記載されていたとしても、もともとの相続人は『遺留分(いりゅうぶん)』(最低保証額)が認められております。

つまり、もし、遺言ですべての財産を育生に渡すと記載されていても、龍太郎の子供3人は、最低保証額である遺留分を請求することができます。

この遺留分を請求することを『遺留分減殺請求』と呼びます。

遺留分減殺請求の詳細は、

遺留分減殺請求で貰えるはずの財産は全て取得しよう!!!をご覧ください。

6、遺留分(最低保証額)はいくらなのか?

遺留分の割合は相続人(遺留分権利者)の構成により以下のように異なります。

直系尊属(両親など)のみが相続人の場合は被相続人の財産の1/3(1028条1号)。

 

それ以外の場合は全体で被相続人の財産の1/2(1028条2号)。

 

難しい言葉で記載しましたが、今回のドラマのケースでは子供が相続人となるため、相続財産の1/2はもらう権利があります。

子供3人で1/2となりますので、1/2×1/3=1/6

今回のドラマのケースであれば、子供たち1人あたり1/6は保証されます。

まとめ

『遺産争族』というドラマを使うことで、相続税の基礎を学習する際にイメージがしやすくなるかと思いますので、このドラマを見ながら勉強してみてください。今回のドラマでは、金持ちの設定でしたが、お金が少ししかない家庭であっても揉めている事例もありますので、是非みなさんこの機会に勉強してみてください。まずは、『相続人』『相続分』『遺留分』『遺産分割協議』『遺留分減殺請求』の内容を少しでも理解しておくとさらにドラマが面白くみることができるでしょう。

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意外とモメる遺産分割【遺産分割協議とは?】

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