お通夜・お葬式に関する失礼にならない席次・順番の決め方とマナー

お通夜・お葬式に関する失礼にならない席次・順番の決め方とマナー

突然やってくるお葬儀では、決めなければいけないことがたくさんあります。お通夜やお葬式の席次、焼香の順番などを、バタバタしている中で参列する方に失礼のないように決めるのはとても大変なことです。また、認識の違いで親族の中で揉めてしまうこともあります。今回は、お通夜やお葬式をスムーズに行うための席次や順番について紹介していきます。 

お通夜・お葬式に関する失礼にならない席次・順番の決め方とマナーお通夜・お葬式に関する失礼にならない席次・順番の決め方とマナー


お通夜・お葬式に関する失礼にならない席次・順番の決め方とマナー

1、お通夜・お葬式の時の席次について

お通夜とは遺族や近親者、友人など、関わりの深い人たちが集まって亡くなった方と静かに寄り添いお別れをする最後の夜をさします。本来、お通夜への参列は遺族や近親者のみでしたが、最近ではお通夜かお葬式のどちらかに参列すれば礼をつくしたと考えられているために、一般の弔問客でもお通夜に出席する方が多くなってきています。普段の付き合いや立場によっては、お通夜とお葬式のどちらにも出席する方もいます。

お通夜の席次とお葬式の席次ですが、基本的にはどちらも同じです。祭壇に近いほうが上座となり、祭壇に向かって右側に喪主や遺族、近親者、親族など故人と縁が深い人が着席しますが、故人の子どもが喪主をする場合と故人の配偶者が喪主をする場合で席次が変わります。

(1)故人の子どもが喪主をする場合

上座から、喪主、故人の配偶者、喪主の妻と子ども、喪主の兄弟姉妹、故人の親・兄弟姉妹、故人の配偶者の兄弟姉妹、親戚となります。

(2)故人の配偶者が喪主をする場合

上座から、喪主、喪主の子ども達(それぞれの家族単位で)、故人の親・兄弟姉妹、喪主の親・兄弟姉妹、親戚となります。

左側の上座からは、葬儀委員長、世話役、友人知人、職場関係者となります。友人知人、会社関係の弔問客が少ない場合は左側にも親族が並びます。そして、その他の一般の弔問客は早く会場に着いた人から順番に、祭壇に近い席から詰めて座ってもらいます。当日にならないと友人知人、会社関係の弔問客の人数はわからないので、その時の状況を見て臨機応変の対応が必要となります。

上記は、一般的な例で土地柄によっても異なります。僧侶や葬儀場のスタッフに相談をし、家族に確認をしながら決めていくと良いでしょう。

2、焼香の順番と注意点は?

お焼香は、故人と血縁関係の深い人から順に行っていきますので、基本的にはお葬式の席次の並び順と同じになります。一般的に子ども達は両親と一緒にお焼香をしますので、スムーズに行うために家族単位で座ります。後でわだかまりが残らないように、喪主1人で決めずに年上の方にも相談をして決めましょう。司会者が肩書きや名前を呼び間違えないように順位作成の時にふりがなも記入するようにします。

3、弔電を紹介する順番は?

一般的な個人の葬儀では、故人の仕事関係や交友関係などで生前に交流が深かった方を優先します。社葬などの場合は、議員や知事、市町村長と肩書き優先にして仕事関係、友人関係の順で紹介していきます。しかし、もし故人や喪主の勤務先からの弔電がある場合は、先に読み上げるといったような配慮もしながら順番を決めていきます。また、弔電の電文をすべて読み上げることは不可能なので、定型文ではない気持ちのこもった電文を選んでいくつか紹介すると良いでしょう。

4、供花(くげ・きょうか)・供物(くもつ)の並び順は?

故人の霊を慰めるための供花・供物を並べる順番は、喪主の判断で決めることが多いです。よく地位の高い人や会社関係から並べなければと勘違いをする方がいますが、一般的に供花は、棺に近いところから故人と関係の深い順に並べていきます。まず、近親者の中で故人と縁の深い順で並べて、次に友人、知人、関係者となりその中で関係の深い順で並べていきます。供物も同じように関係の深い順に祭壇の脇に並べます。花輪がある場合も並び順は供花や供物と同じ考え方で、玄関に近いところから屋外へ並べていきます。並べた後に届いた場合は、届けられた順番に足して並べていきます。

5、精進落しの席順は?

もともと精進落としは四十九日法要のお斎(おとき)のことを言っていましたが、近年では葬儀、火葬が終わったその日に初七日法要を行い、その後に精進落としを行うケースが増えてきています。精進落としでは、みんなで食事をしながら故人を偲んで話をします。また、僧侶や葬儀を手伝ってくれた方へのねぎらいと感謝の席でもあります。僧侶が参加している場合は僧侶が上座に座り、続いて世話役、会社関係、友人知人、そして親族となります。これは、喪主や遺族が接待をする宴席なので入口に近い末席に座り、出席者にお酌をしながら感謝の気持ちを伝えておもてなしをします。

 まとめ

お通夜やお葬式などでは、席次や並び順を決定する場面がいくつもあります。ほとんどが故人との血のつながりの濃さや付き合いの深さで順番は決まりますが、認識の違いなどで不快な気持ちにさせてしまったり地域によっても考え方の違いが出てきたりすることもありますので、1人で決めずに葬儀社の方や親族の年配の方に相談をしながら判断をしていくと良いでしょう。

お通夜・お葬式に関する失礼にならない席次・順番の決め方とマナー