平成29年分の確定申告から医療費控除が変わってる!どこが変わったの?

平成29年分の確定申告から医療費控除が変わってる!どこが変わったの?

2月15日から確定申告が始まりました。そして、平成29年の確定申告から医療費控除に変更があります。確定申告に関係ないと思っていた方でも「医療費控除」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?

今回の変更によって、医療費控除が少しだけ利用しやすくなっています。確定申告の医療費控除を行うことで、お金が還付されることもありますよ!損をしないためにも医療費控除を理解しておきましょう。


平成29年分の確定申告から医療費控除が変わってる!どこが変わったの?

1.そもそも医療費控除ってなに?

医療費控除とは1月1日から12月31日までの1年間に医療機関に支払った医療費が10万円を超える場合には、超えた部分を医療費控除として所得から引きますよという制度です。

対象となる医療費は、本人の医療費と生計を共にしているご家族の医療費となります。

具体的な控除額は下記の算出式を用いてい計算します。

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2.平成29年から医療費控除が変わっている!

(1)領収書は提出不要!変わりに医療費控除に関する明細書が必要

従来の医療費控除は、医療機関で発行された領収書を提出する必要がありましたが、今回の変更で領収書の提出は不要となりました。

しかし、領収書に代わりに「医療費控除に関する明細書」を提出する必要があります。

医療費控除に関する明細書は、国税庁HPからダウンロードすることができます。

*医療費控除に関する明細書:国税庁

医療機関から受け取った領収書を元に、明細書に記入して確定申告書と一緒に提出します。

さらに、医療機関から受け取った領収書は自宅で5年間は保管しておく必要があるようなので、結果的には領収書は捨てちゃダメということのようです。

(2)医療費お知らせがあれば医療費控除に関する明細書も不要!

全国健康保険協会(協会けんぽ)等から「医療費お知らせ」が送付されます。

この「医療費お知らせ」がある場合には、医療費控除の明細書の代わりに「医療費のお知らせ」の提出が可能です。ただし、医療費のお知らせに記載がない医療費は「医療費控除の明細書」に記入しないとなりません。

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3.セルフメディケーション税制が導入された!

医療費控除が利用しやくなったと言える大きなポイントはこのセルフメディケーション税制の導入と言えます。

(1)セルフメディケーション税制とは

健康維持増進、疾病の予防への取り組みとして一定の取り組みを行っている個人が対象となり、対象となる市販薬を1年間で12,000円以上購入した場合には、12,000円を超えた部分に足して所得税の控除を受けることができる特例です。

(2)対象となる人

所得税や住民税をきちんと納めている人で、以下のいずれかを受けている方が対象です。

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上記の検診等の結果や領収書などを確定申告書と一緒に提出します。

また、セルフメディケーション税制の適用を受ける場合には、「セルフメディケーション税制の明細書(国税庁)」の提出が必要です。

(3)医療費控除の特例となるため、通常の医療費控除と併用はできない!

セルフメディケーション税制は医療費控除の特例となります。

通常の医療費控除とセルフメディケーション税制のいずれかを選択して申告する形となるので、より所得税控除として有利になる方を選択してください!!

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4.医療費控除の適用を受けると住民税の節税になる?!

医療費控除は所得が控除される項目の一つです。医療費控除を行うことで所得がすくなくなります。住民税は所得税と関係する税金ですから、所得税が少なくなることで、住民税も少なくなります。

例えば、2018年の3月15日までに2017年分の確定申告を行ない、医療費控除の適用を受けると、2018年6月~2019年5月までの住民税が少なくなる可能性があるという事です。

確定申告をして医療費の還付がまったくないという方でも、医療費控除をすることで6月からの住民税が安くなる可能性が充分あります。

まとめ

医療費控除の関する明細書の提出により、領収書の提出が不要になったり、セルフメディケーション税制の適用によって対象の市販薬も医療費控除が受けられる可能性があります。

特にセルフメディケーション税制は、利用しやすい特例ではないでしょうか?

所得控除により住民税なども関係してきます。今までやったことが無いという方も、医療費控除の変更を気に確定申告にチャレンジしてみませんか?